麻雀雑記(1)〜最近の牌譜から(1)〜

 Studioの麻雀雑記を受け継ぎ、モノローグでも書いてみることにしました。こんなことをしているから、ドイツ語の教官から「来年頑張れ!」とか言われるんでしょうね。たぶん単位はこないでしょう。

 さて、牌譜についてとやかく言う前に、ひとつ。この牌譜は、私のものです。あくまで素人である私のものですから、なんら、すばらしい点はありません。そもそも、私はそんなに強くないわけだし、強くなろうという努力もしていないのだから。私がエンターテイメント、コミュニケーション手段として麻雀を捉えてている人間だということを、ひとつ念頭においていただきたい。この企画を思いついたとき、自分の打ち筋がばれるのが怖い、とか少しだけ思ってしまい、お蔵入りしようかなとも考えたのですが、結局は公開に至りました。そもそも打ち筋を一定になどしていないですしね。

場面:南4局0本場、積み棒なし、東家、持ち点17000(ラス)


 七七七126⑤⑤⑨TN北白白

 七⑧↓7六↓↓⑤↓ 8↓↓↓↓↓↓↓五(ツモ)
N北⑨9214西⑧二 T西2⑧一北②⑨
           リ

 配牌、正直、楽なものではありません。なににいけるかといえば何にもいけないし、辛うじて刻子が1つ。最終的には
 六七七七七678⑤⑤⑤白白 
 に落ち着くわけですけれども、これだって結局役無しです。結論から言うと、牌譜にもあるように、リーチをして、ツモり、ラスツモだったため、海底撈月が加わり、さらに配牌時にあった2枚の⑤のうち1枚が赤だったため、何だかんだで、マンガンになってしまったわけですが、それにしても萎える運のなさです。
 キーはやはり、2巡目のツモ七でしょう。ここで、カンをするべきか、しないべきかというのは悩みます。私はとりあえず「保留」にしたわけですが、カンをしてドラをふやし、尖牌が1つ潰されていることを公開することにより、場を重くして刻子場に持っていった方が有利・・・という選択肢がなかったわけではありません。最初からタテの場にしてしまうというねらい目もここでは正直アリだと思います。⑤と白の対子の存在はそういう意味で言えば大きいものと言えるでしょう。
 次の転機は6巡目です。1or⑧が不要なのが明らかなので、六を握りこみカンはしないわけですが、もしこの時点で、あるいはこの時点より前に他の牌が重なるか、あるいは⑤か白が刻子になっていれば、どうしたでしょうか…⑤、白の重なりだったら、間違いなくカンしたと思います。他の重なりだと微妙です。
 次は9巡目、⑤の重なりです。さすがに、六が入った後だとカンはできません。結局その直後に8が入ってきたために、役無しでリーチするハメに。結果論としてはそれでよかったわけですが(その後ろのツモをみても、どうしようもないだろうし)、七カンをするか否かはずいぶん迷うものでした。
 白が重なるか、あるいはもっと早く⑤や他の牌が重なってくれれば・・・というのはタラレバで価値のあるものとは思えませんが、この局に関して言えば優柔不断な姿勢が好結果を生んだと言えます。事実、12巡目に引き入れた8で対面が待っていたのですから・・・。それにしても4枚手元にあるときに、カンするか否かと言うのは、ドラを増やす増やさないにかかわらず難しいことですね。